原画のお仕事
田舎で暮らすフリーランスアニメーターの日々を綴るブログ
原画のお仕事をさせていただけるようになりました。
動画マン上がりの自分にまさかこんな日が来ようとは。
アニメーターを目指す人間は、まず動画という仕事を経験します。
そこで数ヵ月~数年は動画マンとして働きます。
仕事の出来を見て上司が原画マンへと昇格させるほか、試験制度をとる会社もあります。
原画をさせて貰えるようになってしばらくは、ベテランの原画マンの指導を受け、やがて一人前の原画マンとなります。
私の場合は昇格する前に退社してしまったので、原画としての実務経験ゼロでした。
身近に指導者もなく、原画マンになるのは完全に諦めていました。
ただ、2原※の仕事は動画の延長のようなものと聞いていたので、未経験者でもそれなりにやらせてもらえる気はしてたのですが。
未経験者でも原画マンになれるものなんですね。
地方のアニメスタジオで働いていたせいか、業界のことなんてうちの会社以外に知らず、他のスタジオがどんなやりかたでやってるかとか、社内スタッフとフリーランスの扱いの違いとか、色んな事が目から鱗です。
(※2原・第2原画…原画と動画の間のセクション。他の原画マンが描いたラフを作監修正に合わせて原画にする、清書する仕事。本来は自分が描いたラフを自分で清書するまでが原画の仕事。スケジュールの関係で、原画マンの描いたラフを演出、作監チェック後、本人に仕事を戻せない場合、2原撒きとなる。超ベテラン原画マンはより沢山のカットを担当するために、動きを作って残りは2原撒きにする、ということもある。)